這い上がるか、死ぬか

長い長い寒い冬もようやく終わりに近づき、少しだけ暗闇から這い上がってきたこの頃。まだまだトンネルから抜け出せずにいるけど、春間近の暖かな陽射しが少しだけ背中を押してくれるようだ。太陽は全ての生き物を満遍なく照らしてくれる。

落ちるところまで堕ちたら、這い上がるか、そのままくたばるかの2択。

這い上がる方を選ぶことができる気力が、まだ残っていて良かった。


生まれた場所で咲きなさい、って素敵な言葉だ。

ここではない何処かにいつも憧れている私という小さい人間。

咲いた場所で精一杯命を全うしていく植物たち。


そのままでいいよ、と言われた時の嬉しさを思い出す。